一緒に行動したくない人

私は決してエリートな道を歩んできたのではなく、田舎に生まれて地方の公立中高を卒業し、大学進学を機に上京した身であるので、色々な身分の人と関りがある。つまり、非常に幅広い質の人間と関わっているのだ。上京した際には、地元の田舎よりも優秀な人が東京には多くいて、そのような人たちの中に自分が混ざれることが楽しみだったが、実際には東京の方が人数が多いので優秀な人の数が多いだけで、比率はそれほど変わらないのだと感じた。(まあ若干東京の方が比率も高い気がするが。)

そこで今日は、私が今まで出会ってきた人の中で、一緒に行動したくない人はどのような人かを挙げていこうと思う。地元から1人,上京して出会った者から2人を挙げる。

 

先ずは、地元の友人であるNだ。Nとは同級生で、大学は違えど同じタイミングで上京したので、上京後も関係性は続いていた。Nは一言でいえば根性が無く、人としての芯が全く無い人間であった。大学のイベント系の主催のサークルをやっていたのだが、なぜかあのようなサークルには屑が集まる法則があるらしい。また、Nは人の陰口を非常によく言う人間で、周りからも良くは思われていなかった。Nは大学を卒業後就職したのだが、やはりなかなか内定をもらえず、年末にやっと1つもらえたはずであった。Nはそこに就職したのだが、確か2か月持たずに辞めたのだ。そこから数か月おきに仕事を転々とし、1年で4社ほど入退社したと記憶している。それらの仕事をしている間にも食事などをするために会ったが、公務員になりたく仕事をしながらその勉強をしているという話しも聞いた。結局都会では通用せず、大学卒業後1年間フリーターをして、地元に帰っていった。親が可哀そうである。そこから地元で公務員を目指すために学校に通ったが、結局受からずにいまは他の仕事をしている。いまも他の仕事をしながら公務員を目指しているのかは謎である。Nは自分が全て正しいと思っている人間なので、人の意見を聞かない所か意見されると機嫌が悪くなるのだ。私はそれを分かっているので、相手にはしていなかった。Nは元々都会で通用するスペックも人間性も無いのに、なぜ上京したのだろう。完全に時間とお金の無駄である。新卒社会の日本では、1年に4社も辞める人間はもうまともな民間には就職できないであろうし、Nの能力では公務員も無理だろう。まあまともな人生を送る確率は非常に低い。共通の友人もいるので縁を切ることは難しいかもしれないが、私の今後の人生にはあまり関わってもらいたくないレベルの人間である。足を引っ張られたくないので。

 

次は上京してから出会ったSである。彼は同じ大学なのだが、他の周り大学の友人と比べて非常にレベルが低い。きっと、親が金持ちだからなんとかやってこれたのであろう、絶対に一人っ子だ。簡単に言うと、金魚のフンのような奴で、私が他の友人と一緒に居る時でも顔を出すだけでなく、その場で我が物顔で振舞うのである。勿論、その中には共通の友人はいない。さらに、自分の見たいようにしか物事を見れずに、承認欲求が非常に高い。自分の非を全て周りのせいにして、「仕方ないよね?」と同意を求めてくる。私から言わせれば、全てSが無能なせいであり、周りの責任は全くないことである。しかし本人はそれに気づいていない。幸せ者である。しかし、よく巷で言われている無能やバカほど幸せであるというのは、その反作用として周りを不幸にしているのである。なので私は、無能やバカだから幸せである人間のことは非常に嫌いである。まあこんなSからでも反面教師として学ぶことはある。世間で優秀と言われている層の中にも、少数のどうしようもない無能が混じっているのである。これを肝に銘じて、肩書だけで人を判断しないように、しっかりとした人間判別力を付けなければいけないだろう。

 

最後に、これもまた上京してから出会ったKである。Kは一応年上なのだが、視野が非常に狭く、自分が経験してきたことがこの世の全てだと勘違いしている人間である。しかも厄介なのが、何の役に立たないアドバイスを先輩風を吹かしてしてくるのである。Kは就職が決まったのが非常に遅く、確か年末か年明けであった。視野が狭いKは、就活はそのくらいの時期までかかることが普通という認識になっていまい、私に今の時期まで求めてもいない就活のアドバイスをしてくる。就職を決まったことを報告すればいいのだが、Kの勤めている所と比較することになり、それはKに悪いので就職の話は簡単に流すようにしている。Kは自分が私よりも上であると思っているのだが、年しか誇るもののない奴は得てしてそのような傾向がある。可哀そうな人生である。交友範囲と視野が狭いのであろう。常識も欠けていて、一緒に居て恥ずかしいことが多々ある。まあ遊び相手として使っていこう。

 

このように文章にしてみると、私の嫌いな人は視野が狭く経験が浅いせいで、周りの状況が掴めていない人なのだろう。言い換えれば、単純に学力的な意味でなく頭が悪い人である。このような人たちは人の足を引っ張ることを何とも思っていない、いや足を引っ張るという感覚すらないのである。頭が悪いから。私も付き合う人を選ばないといけない時期にきたのだなと思った。